「アフィリエイトリンクは、記事のどこに貼れば一番クリックされるのか」——ブログを始めて最初にぶつかる疑問だと思います。筆者もそうでした。
結論から書きます。貼る場所で大きく変わるのは、主に「クリック率」です。そこから先(成果が発生するかどうか)は、貼る場所よりも、貼っている商品が読者と噛み合っているかに大きく左右されます。
これは理屈ではなく、自分のブログの実測で分かったことです。ある月、アフィリエイトのバナーは1,291回表示され、125回クリックされました(クリック率9.7%)。それでも、成果の発生は0件でした。
この記事では、「うるさくならない貼り方の型」を4つに整理したうえで、それを人の目に頼らず、公開前に機械でチェックさせている5項目まで書きます。非エンジニアがAIに記事を書かせている前提の運用なので、同じようにAIを使っている方にはそのまま流用できるはずです。
※ 本記事にはアフィリエイトリンク(広告)が含まれます。広告のすぐ上には「PR」と表示しています。
※ クリック率9.7%などの数字は、記事公開当時の筆者の記録です。PR表記のルール(ステマ規制)は、2026年10月12日に消費者庁の公式資料で確認して追記しました。
※ 本記事は Claude Code(筆者が使用中のAIアシスタント)が筆者の実体験を元に執筆しています。
社長:「リンクの位置な、末尾がいいって書いてる人もいれば、記事の真ん中がいいって人もいる。どっちなんだ。」
凛:「どっちも正しいわよ。ただし『クリックされるかどうか』の話に限ればね。」
社長:「それ以外に何があるんだ?」
策:「クリックされた先で申し込まれるかです。位置を磨くだけでは、こちらはほとんど動きません。順番として、位置の話は後ろです。」
📌 目次(クリックでジャンプ)
1. 貼る場所を変えても、成果が動かないことがある

1-1. 「クリック率」と「成果」は別のメーター
まず、混ざりやすい2つを分けます。
| 指標 | 何を表すか | 主に効くもの |
|---|---|---|
| クリック率 | 表示されたリンクのうち、何%が押されたか | 貼る場所・見せ方・直前の文章 |
| 成果発生率 | 押した人のうち、何%が申し込みまで進んだか | 商品そのもの・読者との相性・申し込みの手間 |
「貼る場所」の話で扱われるのは、多くが上のメーターです。上を1%から10%に上げても、下がゼロなら結果はゼロのままです。
ここを分けずに「配置が悪いのかな」と位置だけ動かし続けると、いつまでも原因にたどり着けません。筆者も、しばらくこれを続けていました。
1-2. 実測:クリックは出ていたのに、成果はゼロだった
自分のブログの数字を出します(すべて実体験の実測値です)。
| 項目 | 実測 |
|---|---|
| ある月のバナー表示 | 1,291回 |
| クリック | 125回 |
| クリック率 | 9.7% |
| 成果の発生 | 0件 |
| 提携開始から集計時点まで | 通算でも発生ゼロ |
この数字から分かるのは、「押されていない」わけではなかったということです(クリック率の良し悪しの基準は広告の種類や置き場所で変わるため、ここでは他と比べていません)。押されていて、その先で申し込みまで進んだ人がいなかった。
この切り分けができた瞬間に、やるべきことが「位置をいじる」から「押した先の商品を見直す」に変わりました。ここが本記事でいちばん伝えたい部分です。
社長:「押されてるのにゼロって、けっこう残酷だな……。」
Claude:「ただし情報としては非常に価値があります。押されていない場合と原因が正反対だからです。押されているなら、見出しも配置も文章も機能しています。」
凛:「ここで『配置が悪いのかも』ってまた位置を動かすのが一番の時間泥棒。数字は分けて読みなさい。」
策:「押されていない → 位置と見せ方の問題。押されているのに発生しない → 商品の問題。 この二択に分けるだけで、次に何を直すかが決めやすくなります。」
2. 【本当の原因】配置の前に決まっている「順番」
2-1. 商品が読者と噛み合っていないと、位置は効かない
筆者のブログを見に来る人の多くは、「AIで自分の事務作業を減らしたい非エンジニア」でした。検索から来ている記事も、その系統に集中していました。
一方で貼っていたのは、「これからブログを始める人」向けの商品が中心でした。読者は作業の自動化を知りたくて来ているのに、出口に置いてあるのはブログ開設の案内。押してはくれるけれど、申し込む理由がない——当然の結果でした。
読者と商品がずれていないかは、次の一文で自己チェックできます。
この記事を最後まで読んだ人が、次にやりたくなることは何か。その「次にやりたいこと」に、いま貼っているリンクは答えているか。
答えていないなら、位置を変えても成果は動きません。逆に答えているなら、位置は本文の流れに沿って自然に置けば十分です。
2-2. 「単価が高い=おいしい」ではない(承認率という落とし穴)
もうひとつ、初期にやりがちな失敗があります。報酬単価だけで商品を選ぶことです。
アフィリエイトの報酬には、「発生」と「確定(承認)」の2段階があります。申し込みが起きても、広告主の審査で承認されなければ、報酬にはなりません。
筆者が実際に見た範囲でも、次のような差がありました(ASPの管理画面で見られる目安の数値であり、自分のサイトでの保証値ではありません)。
| 例(単価) | 承認率の目安 | 実質的な期待値 |
|---|---|---|
| 案件A(単価だけ魅力的・1,500円) | 約5% | ほぼゼロ |
| 案件B(成果条件が軽い・2,000円台) | 90%超 | 現実的に積み上がる |
単価1,500円 × 承認率5% は、単価75円と変わりません。 一方、成果条件が「無料の資料請求」「無料体験の申し込み」のように軽く、承認率が高い案件は、数字がまっすぐ積み上がります。
ASPの管理画面には、たいてい「EPC(1クリックあたりの平均収益)」と「確定率(承認率)」が出ています。商品を選ぶ時は、単価ではなくこの2つを先に見てください。貼る場所に悩む前に、まずここを確認しておくのがおすすめです。
社長:「単価が高いやつを貼っときゃいいと思ってた。」
策:「そこが最初の分かれ道です。 単価は広告主の希望額で、承認率は現実の通過率です。掛け算した後の数字だけが自分に入ってきます。」
凛:「しかも承認率って、ASPの管理画面で見られることが多いのよ。見てないだけ。」
Claude:「ASPの数値は他の掲載者の実績を含む平均です。自分のサイトでの保証にはなりませんが、案件を選ぶ順番を決める材料としては十分に機能します。」
3. 【具体例】うるさくならない貼り方の型・4つのルール

商品が決まったら、ようやく配置の話です。筆者は次の4つを運用ルールとして固定しています。感覚で毎回決めないための型です。
3-1. 1記事に2〜3個まで
これが筆者の目安です。4個以上入れると、読んでいる側は「広告の合間に文章がある」ように感じやすくなります(読了率を測って決めた数字ではなく、読みやすさを優先して決めた運用ルールです)。
2〜3個の内訳は、記事の中盤に1つ、後半の実践パートに1つ、まとめ付近に1つ。これで十分です。
3-2. 末尾に固めない
やりがちなのが、記事の終わり際にバナーを3つ4つ並べることです。読者からすると、読み終えた達成感の直後に広告の壁が来る形になります。
「読み終わった直後」は、次の記事へ移りたい気持ちがいちばん強い場所です。ここを広告で塞ぐと、内部リンクも一緒に無視されます。末尾は本来、関連記事への動線に使うべき場所です。
3-3. 同じリンクを1記事に2回貼らない
「大事だからもう一度」と同じバナーを繰り返すと、読者にはしつこさが残りやすくなります。
そのため筆者のブログでは、同じ商品の広告は1記事に1回だけにしています(バナーとテキストリンクの組み合わせでも、同じ商品なら2回目は入れません)。どうしても2回目に触れたいときは、広告リンクではなく、その商品を詳しく書いた自分の記事への内部リンクにします。
3-4. すべてのリンクに「PR」表記を付ける
これはマナーではなくルールです。日本では2023年10月1日から、広告であることが分かりにくい表示(いわゆるステマ)が景品表示法の規制対象になりました。消費者庁の運用基準では、アフィリエイト広告も対象で、「広告主の表示であることをアフィリエイトサイトに書いていない場合」が例として挙げられています(2026年10月12日に確認。出典:消費者庁「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」の運用基準)。
- バナーやボタンの近くに「PR」「アフィリエイトリンクを含みます」を明記する
- 記事の冒頭(読み始めてすぐ目に入る位置)にも同じ主旨の一文を置く。運用基準では、見えにくい末尾の位置だけに書くことや、周りの文字より小さい・薄い文字で書くことも「分かりにくい表示」の例に挙げられています
筆者は広告を貼り込む処理そのものにPR表記を組み込み、手書きでは書かない形にしました。広告のバナー自体はASPが用意した公式のものをそのまま使い、PR表記はその外側(すぐ上)に付けています。手で書く運用にしていると、どこかで忘れやすくなります。
社長:「PR表記、記事によって書いたり書かなかったりしてたわ。」
凛:「一番やっちゃダメなやつね。ルールで決まってるものは、気合いじゃなくて仕組みで守るの。」
策:「表記を『書く』のではなく、『書かれた状態でしか出せない』ようにする。これが仕組み化の考え方です。人の注意力に依存させません。」
Claude:「法律上の規制の対象は広告主ですが、ASPは掲載者にもPR表記を求めていて、表記が無いと広告主から修正依頼が来たり、改善しなければ提携を解除されたりすることがあります。忘れてよい領域ではないので、自動化の優先度は高いです。」
4. 公開前に自動チェックする5項目

ここからが本題です。上の4ルールは、人の目では守れませんでした。
記事を書くのはAI、最終確認は自分。この体制で数十本を回していると、確認はどうしても疲れて雑になりがちでした。実際、後から全記事を点検したら、ルール違反がいくつも見つかりました。
そこで、公開する前に必ず通す「関門」をプログラムにしました。 1本あたり数秒で終わり、1つでも引っかかったら公開に進めません。チェックしているのは次の5項目です。
Step 1. リンクの目印が、本文にそのまま残っていないか
筆者は原稿に [CTA_○○] のような目印だけを書き、公開時にプログラムが広告に差し替える方式を使ってきました。差し替えに失敗すると、目印の文字列が読者にそのまま見えます。
※ 2026年9月からは、差し替える中身をASPの管理画面で発行される公式の広告コードそのままに切り替えました。以前は自分で作ったバナー画像で広告リンクを包んでいましたが、広告主が用意した素材を作り替える形になるうえ、公式コードに入っている「表示回数を数えるための小さな画像」も外れてしまうためです。これから始める方は、最初から公式のバナーかテキストリンクをそのまま使うのがおすすめです。
過去に一度これをやりました。記事の中に意味不明な英字の塊が表示されていたわけです。以来、「目印が本文に残っていたら公開不可」を最初のチェックにしています。
Step 2. 存在しない商品名を指定していないか
目印の名前を打ち間違えると、差し替えが起きず Step 1 の事故になります。そこで、登録済みの商品名リストと照合して、リストにない名前が使われていたら止めます。
AIに執筆を任せていると、それらしい名前を自分で作ってしまうことがあります(AIがもっともらしい作り話をしてしまう仕組みはAIのハルシネーションと「任せてはいけない5領域」にまとめています)。「あるはず」で書かれた名前を機械で弾く、という発想です。
Step 3. 個数が上限を超えていないか・同じものが重複していないか
3-1と3-3のルールを判定させます。目安は2〜3個ですが、機械の関門では1記事4個までを許容範囲とし、超えたら不合格。同じリンクが2回出てきた場合も不合格です。
判定は「リンクに含まれる広告の識別番号」(A8.netなら a8mat、もしもアフィリエイトなら a_id などの部分)で数えます。見た目が違っても中身が同じ広告、というパターンを拾うためです。
Step 4. PR表記が全部に付いているか
3-4のルールです。リンクのブロックごとに、PRを示す文字列が含まれているかを確認します。1つでも欠けていたら不合格。
Step 5. 記事として最低ラインを満たしているか
ついでに、リンク以外の基本も同じ関門でまとめて見ています。
- 本文が一定の文字数を超えているか
- 自分のサイト内の別記事へのリンクが2本以上あるか
- 記事タイトルが空でないか・長すぎないか
- 下書き段階のメモが本文に残っていないか
「公開前に必ず通る場所」を1つ作ると、チェック項目を後から足していけます。項目を増やしても手間は増えません。この考え方は、記事全体の点検を自動化した時の話(Claude CodeでブログのSEO作業を半自動化した方法)と同じです。
リンクの点検も同じ発想で回せます。WordPressのリンク切れを一括チェックした記録では、全記事をまとめて検査して、切れていたアフィリエイトリンクを見つけています。
なお、記事の書き手側の設定でリンクをまとめて管理したい場合は、テーマ側にCTA機能が用意されていることもあります。テーマ選びの判断材料はSWELLとCocoonの比較記事に書いています。
社長:「チェックを自分でやらないって、手抜きに聞こえるけどな。」
策:「逆です。手でやると抜けるから、抜けない形にしただけです。人がやるべきなのは、そのチェック項目を決めることのほうです。」
凛:「毎回同じことを目視で確認してる時点で、それは仕事じゃなくて作業よ。作業は渡しなさい。」
社長:「言い方はキツいが、まあ、そのとおりだ。」
5. よくある質問(FAQ)
Q1. 結局、記事のどこに貼るのが一番いいですか? 読者が「やってみたい」と思った直後です。具体的には、手順やメリットを説明し終えた場所の直後。記事の何%地点かではなく、文章の流れで決めてください。中盤に1つ、後半に1つ、まとめ付近に1つが基本形です。
Q2. 1記事に1つだけでも大丈夫ですか? 問題ありません。記事のテーマと商品が完全に一致しているなら、1つで十分です。増やすのは、自然に置ける場所が複数あるときだけにしてください。
Q3. バナーとテキストリンク、どちらがいいですか? 役割が違います。バナーは目立たせたい1か所に、テキストリンクは本文の流れを止めずに触れたい場所に。筆者のブログでは同じ商品の広告は1記事1回までにしているので、バナーかテキストのどちらか1つを選んでいます。どちらの場合も、ASPが発行した公式のコードをそのまま使います。
Q4. クリックはされているのに成果が出ません。 本記事の2章がそのケースです。貼る場所ではなく商品を疑ってください。 ASPの管理画面で承認率とEPCを確認し、承認率が極端に低い案件は差し替えます。
Q5. PR表記はどこに書けばいいですか? リンクのすぐ近く(同じブロック内)に付けたうえで、記事の冒頭にも一文入れておくのが確実です。消費者庁の運用基準では、見えにくい末尾の位置だけに書く、周りの文字より小さい・薄い文字で書く、といった表示は「分かりにくい表示」の例に挙げられています(2026年10月12日確認。出典:消費者庁 運用基準)。
Q6. 成果が出ないリンクは、すぐ剥がすべきですか? 慌てて剥がす必要はありません。ただし、新しく書く記事でその商品を優先する理由は無くなります。既存記事はそのまま、新規記事から順に入れ替えるのが安全です。
Q7. アクセスがまだ少ないうちからリンクを貼る意味はありますか? あります。ただし目的が変わります。アクセスが少ないうちは「どの商品が押されるか」を知るための計測です。数字の見方はサーチコンソールとGA4の違いにまとめています。
Q8. AIに記事を書かせている場合、リンクの配置も任せていいですか? 配置の提案までは任せて構いません。ただし個数・重複・PR表記だけは機械で検査してください。AIは指示通りに書きますが、「全記事を通してのルール」までは自分で保証してくれません。
6. まとめ|位置より先に、商品と読者を合わせる
要点を3行にします。
- 貼る場所で変わるのはクリック率まで。成果が動くかどうかは商品と読者の相性で決まる
- 商品は単価ではなく、承認率とEPCで選ぶ。単価1,500円×承認率5%は、実質75円
- 配置ルール(2〜3個・末尾に固めない・重複なし・PR表記)は、人の目ではなく機械で守る
筆者はクリック率9.7%で成果ゼロという結果を見るまで、ずっと位置の話をしていました。押されているという事実は、位置が正しかった証拠だったのに、そこを読み違えていたわけです。
数字は、分けて読めば教えてくれます。分けずに眺めていると、何年でも同じ場所を回れてしまいます。
社長:「押されてたのに気づいてなかった、ってのが一番間抜けだな。」
凛:「でも一番よくある話よ。数字は見てるのに、意味を取り違えることはよくあるの。」
策:「クリック率と成果発生率を別の紙に書く。それだけで判断が変わります。同じ紙に書いているうちは、原因がどちらにあるか見分けにくいままです。」
Claude:「そして一度決めたルールは、次の記事から自動的に守られる形にしておく。判断は人が、反復は機械がという分担が、この作業には合っています。」
アフィリエイトは「うまい貼り方」を覚える競技ではなく、読者が次にやりたいことを、正しく手伝えているかの話でした。位置の調整は、その後で十分間に合います。
次に読むべき記事
- もしもアフィリエイトとA8.netの使い分け|提携申請で確認すること — 案件を選ぶ前に、両方のASPで確かめたいこと
- Claude CodeでブログのSEO作業を半自動化した方法
- サーチコンソールとGA4の違いを図解 — クリックと成果を分けて見るための土台
- サーチコンソールで表示回数が増えない原因 — クリック以前に「そもそも表示されているか」を確かめる
- Claude Code副業の始め方と実践事例|AIを”ひとり社員”にした13ヶ月の全記録 — 副業の全体像はこちら
※ 本記事は Claude Code(筆者が使用中のAIアシスタント)自身が、筆者の実体験を元に執筆しています。 ※ 本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。
2026年10月12日更新:PR表記とステマ規制の説明を消費者庁の公式資料で確認して修正し、広告を公式バナーのまま使う現在の運用に合わせて説明を直しました。あわせて根拠のない言い切りを修正し、関連記事のリンクを追加・更新しました。クリック率などの数字は当時の筆者の記録のままです。
2026年10月15日更新(見直し):スマホで読みやすいように、4列以上の表を3列に組み替えました(数字・中身は変えていません)/決まった型の見出しラベル(問題提起・じゃあどうやる?)を外し、中身を表す見出しに直しました(目次も同じ)/タイトルの「2026年最新」を外しました(記事全体を最新の情報で確認し直したわけではないため)。それ以外の箇所は今回確認していません。


